劇団櫂人第5回公演
「かさぶた式部考」
作:秋元松代 演出:篠本賢一
公演写真 公演アンケート
<日時>2019年
5月29日(水)18:30開演
5月30日(木)14:00開演
5月31日(金)13:00開演/18:30開演
6月 1日(土)14:00開演
6月 2日(日)14:00開演
<劇場>上野ストアハウス(JR上野駅下車徒歩8分)
<料金>日時指定・全席自由席
一般:前売3800円 当日4000円
中高大学生:2000円(学生証提示) *小学生以下のご入場はお断りしています。
お巡りツアー特別席:3000円 ※最前列限定10席
*チケット予約開始日:3月11日(月)
<CAST>
伊佐 …村川玲子
豊市 …高橋知生
てるえ …下地きく乃
うめ …宮下文子
宇智子 …鈴木里花
青年1 …菊地伸二
青年2 …草野峻平
智修尼 …佐藤陽子
鶴作 …柘植英樹 29日,30日,31日夜,1日
…篠本賢一 31日昼,2日
ふじ …田中淳子
ゆり …青木恵
光子 …森美穂子
万太郎 …草野峻平
小次郎 …佐藤辰哉
はる …向後正枝
きく …篠田悦子
夢之助 …川邊史也
なつ …今野智子
あき …外山ヤス子
初旅の女 …高原美沙子
お巡りの女1…三井紀子
お巡りの女2…小杉美智子
<STAFF>
作:秋元松代 演出:篠本賢一 美術:篠本賢一、村上洋子 照明:朝日一真 音響:山田健之
舞台監督:田中新一 衣装協力:小池恵子 演出協力:野月敦、廣岡悠那 劇中歌作曲:藤田佐知子
チラシ画:村上洋子 宣伝美術:前嶋のの 舞台写真:宮内勝 ビデオ撮影:大塚登(東京舞台映像)
制作:高岩明良(smimal)
協力:テアトルアカデミー/遊戯空間/劇団銅鑼/(有)創新企画/
アトリエそら/オフィスJOY/(株)PuR/シーグリーン/小泉春庭/
服部次郎/水乃渚月/高田邦子/柳生栄子/緒方美浮/
高橋俊也(THEATRE-THEATER)
<演出の言葉>
今回上演する作品の原型となったテレビドラマ『海より深き~かさぶた式部考~』が放映されたのは、先の東京オリンピック直後の1965年だった。そして、4年後に舞台版『かさぶた式部考』が上演される。来る2020年約半世紀ぶりに東京で、オリンピック・パラリンピックが開催されることになった。この一大イベントのコンセプトは「復興」。福島原発事故で故郷を追われた方々をはじめ東北の方々を支援すると謳われていたが、果たしてそうなっているだろうか。この作品の描かれた時代と現代は、なぜか符合することが多く見受けられる。華々しいイベントの陰で光の当たらぬ場所にスポットを当て、人間の欲望とカットを描くこの作品の投げかける闇は深い。
篠本賢一(劇団櫂人芸術監督)
<あらすじ>
戦後の昭和、高度経済成長時代、九州の小農、大友豊市は炭鉱の事故により、精神の病を負ってしまう。母・伊佐の献身的な介護、妻・てるえとの溝が深まるなか、彼らの村へ、和泉式部を宗祖とする和泉協会の巡礼団がやってくる。当代の教祖、智修尼に、豊市は心を惹かれ、信仰活動に加わることになるのだが、そこで彼が経験したことは・・・・・・。
<作者解説>
神奈川県横浜市出身。戦後、三好十郎の戯曲研究会に入り、30歳を過ぎてから戯曲を書き始める。古典や各地の伝説を題材に、数多くの作品を発表し、1964年『常陸坊海尊』で芸術祭賞、田村俊子賞、1969年『かさぶた式部考』で毎日芸術賞、1976年『七人みさき』で読売文学賞などを受賞。1979年、『近松心中物語』は蜷川幸雄演出で帝国劇場にて初演され大ヒット。以後度々再演される。戦後を代表する女性劇作家。